バンコクの駐妻チョンプーです。
タイのコーヒーは濃い。
バンコクで初めて飲んだお店のコーヒーは、「げほっっっ」と、むせるくらい濃厚だった。
今でこそ、某有名コーヒーチェーン店以外にもおシャレなカフェはたくさんあるけれど、
来タイ間もない頃は「普通の濃さのコーヒー」を探すのが至難の業。
今日こそは、明日こそは…と運ばれたカップを前にコーヒー色を見つめるのが常だった。
<カフェ・ド・ノラシン> タイ人経営の初めてのカフェができたのは1922年。
時はラーマ6世の時代。「舶来の~」という言葉がぴったりだった頃が始まり。場所を変え、
時を超え、一時閉店を乗り越えて復活したのが元宮殿の敷地内。
初めからカフェ狙いで行ったのに、たまたま郊外学習で来ていた大人数の学生さんに交じって
元宮殿パヤタイ・パレス内をひとしきり見学。
やっとたどり着いたカフェで、ちょこっと休憩のつもりが軽食ランチ。もともと座席数が少ない
から座れたらラッキー!…とばかりに長居する人もちらほら。
古き良き時代が香る室内で、ゆったり楽しむコーヒータイム。せっかくなら、この良心的な
価格のままで、もう少しおシャレメニューになってくれたら…と願うのは、単なる庶民の
わがままか。色、艶、肝心のコーヒーのお味はさて如何に。
Café de Norasingha@Phayathai Palace
315 Rachawithi Rd., Ratchatewi
Tel:0-2354-8376 月-金:8:30~19:00/ 土日:10:30~19:00
(行き方)
BTSビクトリーモニュメント駅より徒歩10分強(駅からのスカイウォーク+10分)。
Phramongkutkutlao病院敷地内にパヤタイ・パレスがあり、その正面玄関前がカフェ。
敷地内はかなり広いため、手前の病院側から入ってしまうとわかりにくい恐れあり。
パレスの建物を目指す方が辿りつける。