
こんにちは、とまこです。旅の本とか書いてます。
先日のバンコク滞在中、たまたま
ファランポーン駅(=バンコク中央駅)前を通りました。
夜のファランポーン、渋く輝いてなかなかすてき。
せっかくだから、ちょこっとだけ、のぞいてこ〜っ。


堂々とした門をくぐると、人、ひと、ヒト!
なんだか、みなさん、きちんとしてる?
前ココを訪れたのはずいぶん前だけど、
もっと怪しげなヒトが多かった気がします(笑)。
キレイな持ち物や身なりからして、たぶん
ただ、電車を待っているのだと思いますが。
みんな、い〜いくつろぎっぷりです。
だれもイライラなんてしてません。
さすが、微笑みの国!
同時に、起点駅ならではの特別なわくわく感、
みたいなものも感じられません。
のんびりっていうか、省エネっていうか(笑)。
うんうん、なんとも南国、いいなぁ、ゆる〜いスタンス。
じゃぁ、いってみよー♪
ずずいとホームへと進みます。
ここには改札がないのです。
誰でもホームに入れて、電車にも乗り込めます。
チケットチェックや乗車料金回収は、
車掌さんが車内でするからオッケーってこと。

車掌さん、い〜い笑顔、やさしそう♪
そういうわけで、調子に乗って、停車中の
寝台電車にお邪魔します。

個室寝台車です、キレイで整ってて、意外!
これはきっとセレブ車両なんでしょうけど
ま、日本人なら屁のカッパ的お値段にちがいありません。
せっかくだから、この国でセレブ気分を味わう旅もいいかもなぁ。
車両からおりて、ホームをうろうろ。
お坊さんがやってきます。

よく見ると、あっちこっちにお坊さん。



声かけた方はみんな、写真に笑顔で答えてくれました。
気さくですね〜。
タイでは上座部仏教が広く信仰されていて、
オトコに生まれたからには一度は出家しないと!
という風潮があるそうです。

行き交う人々を見ていると、へジャブを
かぶったムスリムの方がわりと多くて。
タイでも、マレーシアとほど近い南部地方では
ムスリムの方が7割もしめるそう。
きっとこの電車は、南の方まで走るんだろうなぁ。

売店へいくと、エセものお菓子もたんまり(笑)。
いかにも、日本の○○をまねした◎◎とか、そんなの。
裸電球が似つかわしいですねぇ。
そういえば、どの電車も、いっこうに出発しません。
走り出す様子も見てみたいけど。
出発時刻を見に行くと、あ、なるほどね。
どの電車も、予定時刻をとっくにすぎてました〜。
走る気とかないのかもしれません(笑)。


お隣のホームへ移動。

こちらはどうやら、鈍行電車を待つ人々。
庶民のスタンダードのようですね。
あ、もちろん、出発予定時刻はすぎています。
そして、ホームでもやっぱり、省エネモード。
のんびり感たっぷりのニュートラル顔で、
その辺に座り込んでいるのでした。

それにしても、全体的に、雰囲気が渋い!
ムンッとした空気、あくまでものんびりな人々、
暗がりに電球系暖色の灯り、
ときどき吹き抜ける、生温〜い、湿った風、
なんとなく漂ってる、トムヤムクン的なハーブの香り。
急速にタイを旅して歩きたい!という気持ちが
ふくれあがって、切ないくらい。
今にも電車に飛び乗りそう……
でも、明日は明日の予定があるから。

こういうときは(も)、やっぱり屋台でシンハーでしょ♪
高まった旅気分を肴に、いっぱいグビッと行きますか★
そうと決まったら、いても立ってもいられません!
確かさっき、駅前に屋台街を見たもんね……。

うーん、このコース、好きです!
駅で旅情を味わい、タイ人観察をして、
すぐそこの屋台で乾杯。
ここちいいバンコクの過ごし方を、またひとつ発見★
幸せでした〜。


ところで、香辛料たっぷりのパリむちタイソーセージは絶品です♪